
父から何気なく渡された1本のクラブが、
ゴルフ人生の始まりだった
「5歳の時でした。父に連れられて遊びに行った近所の芝生広場。そこで『ちょっと振ってみて』って手渡されたのが、大人用のゴルフクラブ「ウェッジ」だったんです。握ったり振ったりしているうちに『楽しい』って感じて、そこから一気にハマりました」と振り返る和田選手。「この時はまだプロゴルファーを目指すなんて思ってもいなかった」と言いますが、お父様が何気なく渡した1本のクラブが、和田選手をゴルフの世界へと導いたのです。
初めてクラブを握ったその日を境に、ジュニアレッスンへ通いはじめ、小学生になると本格的にゴルフに打ち込むようになります。「兄が高校のゴルフ部だったこともあって、和田家ではゴルフは特別なものではなく、日常の一部でした」。とはいえ、お父様から「プロを目指してほしい」と言われたことは一度もなく、常に「楽しいと思うならやってみたら」というスタンスだったとか。「だからこそ、のびのびと続けられた」と振り返ります。
高校のゴルフ部で、女子キャプテンとして活躍した和田選手。1年生の時には、埼玉県大会の出場ブロックで1位タイの成績を残すなど、早くから頭角を表し、高校卒業後、本格的にプロゴルファーの道を目指すことになります。

